シルキーの雑記帳

長くなりそうなライブと、推しへの思いを書く場所。

やさしさが生んだ最後の結晶を感じたお話 【樋口日奈卒業セレモニーに行ってきた】

 

正直まだ整理はついていないと思う。

終わってみて自分のメモを振り返って読んだとき、自分が見て感じたものよりメンバー、そして卒業するひなちま(樋口日奈)がMCで語っていた事でメモが埋まっていた。


まとめられた気はしないけど、ここにその日を振り返って思ったところとそのメモした内容を書き残そうと思う。メンバーの発言は意訳込みなのであらかじめご承知おきを。(文章内メンバー名は敬称略、一部メンバーは下の名前での表記あり)

 

<セットリスト>
Overture
M1 My rule(全員)
M2 左胸の勇気(全員)
M3 狼に口笛よ(5期)
M4 やさしさとは(1・2期)
M5 気づいたら片想い(4期)
M6 あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(アンダー)
M7 シークレットグラフィティー(アンダー)
M8 思い出ファースト(3期)
M9 インフルエンサー(30th選抜)
M10 シンクロニシティ(30th選抜)
M11 孤独兄弟(和田まあや
M12 きっかけ(全員)
EN1 誰よりそばにいたい(樋口ソロ)
EN2 ロマンスのスタート(全員)
EN3 乃木坂の詩(全員)
※早川、掛橋欠席、EN2から山下・清宮合流
樋口は全曲に参加(以上敬称略)

 

絢音「ガールズレビューという舞台で、上ずって歌う部分があって「白目で歌えば?」って言われて…(笑)」
真夏「実際うまく行った?」
絢音「いきました!こっそりやってました!」

 

絢音ちゃん(鈴木絢音)の「舞台」のアクセントがあまり聞かないアクセントだった気がする。

理々杏「樋口さんがいない乃木坂が想像できないですね…
一緒に舞台立たせてもらったセーラームーンのミュージカルが印象的で、お姉ちゃんみたくかわいがってもらいえました」

 

田村「包み込んでくれる先輩で、嬉しかったのが昨年誕生日にボイスメッセージくださって、魅力的だよって肯定的に言ってくれたのが嬉しかったです」

 

◆『狼に口笛を』は曲頭のアオリを努めたなぎさつコンビ(井上和、菅原咲月)が印象的。感極まってウルウルしてた和ちゃんの涙。つられて泣いてしまった。


そして咲月ちゃん。お見立て会1回目の配信で見た時のダンスの華麗さに目を引かれたけど、この目で見て(望遠鏡越しではあるが)やはり魅力的だなと改めて感じた。


樋口「『狼に口笛を』はがむしゃらにやることを教えてくれた一曲ですね」

 


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一ノ瀬「ひなちまさんは太陽みたいな存在」

 

樋口「『狼に口笛よ』は客席の熱気に鳥肌が立った1曲でもあって、MV撮影の日に終わった後にスーパー銭湯行って、翌日握手会だったのを皆で乗り越えたり、初心を思い出す曲です」

 

井上「シンプルに樋口さんの大事な曲を一緒にやれたのが嬉しかったです
樋口さんの思い出の一部になれたかなと思いますし、私も思い出になったなと思います」

 

樋口「この『狼に口笛を』は自分が歌ったタイミングと5期生ちゃんの加入時期が被ったので選びました。5期生には乃木坂を楽しんで欲しいなって。私は楽しむのに時間かかったので…(笑)」

 

五百城「全国ツアーのときに樋口さんの方から励ましてもらえたりぎゅってしてもらえたりして安心出来ました」

 

ちま「『やさしさとは』はプリンシパルの時期とか学生時代とかいっぱいいっぱいの時期に泣いてしまったときにすぐ駆け寄ってくれるメンバーだったり、そっと飲み物渡してくれるメンバーだったり、家に帰って来てから連絡してくれるメンバーだったりで。当時は泣いてる子に駆け寄ることが優しさだと思ってたんですけど、いろいろな優しさがあって乃木坂だなって曲を聞いて感じました」


 

飛鳥「なにか楽屋でやってるってのを覚えていて、学校の制服を着てきていたちまを見て私は乃木坂入ってからちょっと抜けちゃっただけに、凄いなあと思って見てました」

 

樋口「飛鳥は遠くから見守ってくれる優しさがあって。歌番組でちょっとミスしたなってときにも帰ってから一番に励ましてくれていました」

 

真夏「卒業を受け入れるのが寂しいなって」
飛鳥「無理やり私を食事とかに連れて行くのが2人(樋口・真夏)なので…(笑)」

 

MC回してた絢音ちゃんにも最後優しく絢音も色々とね〜とフォローをいれる優しさ。実に素敵だなあと感じる一コマだった。

 


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樋口「『気づいたら片思い』はMステ初出演と初選抜だった思い出の曲で、学校で送り出して貰ったのが思い出で… 初選抜は順番が回ってきた感じがあって、嬉しさも合ったけど複雑な気持ちもありました」
「MV撮影のときに涙流せる人から流して、って言われて先に選抜入ってた子たちはすっと涙流してたのに、緊張で流せなくなっちゃっていて撮影終わって家帰って涙出てきて、悔し涙だなって思ったり、いろいろな感情を覚えました」

 

 

ちま「『気づいたら片思い』も4期の加入年数とちまが歌った時の加入年数が同じということでセレクトしました!」

 

賀喜「27枚目期間一緒に1日インタビュー回らせて頂いたことがあって、その中でこの機会に話しかけたいです!って言ったら「いつでも来て!!」って言ってくださったのが嬉しくて、樋口さんの一言一句一挙一投足に救われました」

 

柴田「初選抜で望んだ日産スタジアムでのバースデーライブで出る前に優しい笑顔を向けてくださって、泣きそうになりながらステージに立ったのが印象的で…終わった後に感謝を伝えるかどうか迷ってて…(照)」
樋口「言ってよ〜(笑)」

 

弓木「最初に会ったときにどんな質問したか覚えてますか?」
樋口「覚えてるよ〜(笑)」
弓木「すごくお綺麗で、何して来たんですか?って聞いてしまって、スムージとか飲んでるよって聞いてその後真似したんですけど3日位しか続かなくって…(苦笑)」

 


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「シークレットグラフィティー」のラスサビ前、りりあちゃん(伊藤理々杏)の煽りを合図にしての手拍子。これもグッと来た…

 

ちま「咄嗟は自分を奮い立たせてくれる曲で、(アンダーメンバーの)皆とやりたかったんです」

 


 

りり「樋口さんって優しさの中に芯の強さを持ててたのってなんでなんでですか?」
ちま「へこたれたくなかったからかな 皆には早い時期に卒業を考えるより、乃木坂を楽しめるようになってから巣立って欲しいなって」

 

矢久保「もっと熱いアンダーライブにしていきたいなあって思います」

 

中村「『滑走路』の1列目でシンメをやらせてもらって、その時期目まぐるしいなかで、正直グループやめようとも思ったんですけど、樋口さんの存在が支えになりました」

 

北川「樋口さんは個人的にお下がりをもらった初めての先輩で、コートのボタンが壊れた日にコートいただいたときは物理的にも助かったんですけど、それ以外にも日常でもメンバーのことを思ってくださる優しさが素敵だなあと思いました」

 

向井「前、まだやめないですよね?って聞いた時、続けるって聞いてああ、まだ3・4年はいてくださるって思って、のうのうとしてしまったなあ…って。憧れてる部分を吸収させて貰ってて、家にいるときどうしてもだらしない格好になっちゃうんですけど、樋口さんは家でもシャキっとしてるはず!!って思って、自分もピッチリしたりしていて。それで1つ聞きたいことがあって…家で何着てらっしゃいます?」
ちま「言っていいのかな…w ユニクロのパジャマ!」

 

ひなちまが優しいのはこのアンダーメンバーでのMCの締めで『彼女たちをこれからも応援してあげてくださいね!!」で締めるところ。からの場内万雷の拍手。

いやまじでここ素敵空間過ぎんか…

 


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ちま「『思い出ファースト』は好きなの、単純に!」
「3期は私にとって大きな存在で、史緒里とかは東北アンダラで好きになってくれてってのを聞いてモチベーションになってました」
久保「私後ろから2列めに座ってたんですけど、トロッコで目の前に来てくださってたのを覚えてます!」

 

佐藤楓「乃木えいごって番組を一緒にやらせてもらってたときに新内さんの家で深夜までお話させていただいてた中で、生霊の話が印象的で…(笑)」
「あとお寿司にもまた連れてってください!」
ちま「納豆巻きしか食べないでしょ〜!!」

 

与田「松坂にみさ先輩(衛藤美彩)と一緒に行ったときから人としてもアイドルとしても云々お願いっていっても2つあるんですけど、ツーショットをなんだかんだであまり取れてなかったので、撮りたいなあって…あともう1つあるんですけど、ちまさんって呼んでもいいですか?(照)」

 

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阪口「心から信頼してた先輩で、ずっとずっとついて行くので、受け止めてください!!」

 

『口ほどにもないKISS』、最初からウルウルの珠ちゃんを暖かく見つめながら披露していたひなちまが印象的。曲入りイントロサビが珠ちゃんの歌い出しなのだけど、その直前か直後にも振り付けで近くに行った時にさすりながらという姿を見た気がする。


そしてまあや(和田まあや)との「孤独兄弟」。
最初の全体曲にいなかった所でこの間の大阪のアンダーライブがラストステージだったのだなと改めて思っていただけに、まさにサプライズな登場だった。


そして曲中に長く取られた間奏での互いが選抜・アンダーと別々の活動となった中でまあやが涙を流した時に語った「ちまには内緒ね」というエピソード。

 

苦楽をほぼ隣で共有し続けた最高の相棒、というコンビでのこの曲の披露はこの曲を眠りから呼び起こすには最高の舞台だったと思う。

 


そのあとに見た「インフルエンサー」と「シンクロニシティ」、どっちも何回も見てきたはずなのにまた違った色があるように感じた。


箱の程よい大きさもあり俯瞰で、でもそこまで遠くなく見れたからか。

 

ここ最近割と大きめの箱で見ることが多かったからかはわからないが、アンコールの手拍子の揃い具合がまあきれいだった。

 


最後の最後までちまの「らしさ」を感じたのは確かこの後のアンコールの「ロマンスのスタート」だっただろうか。メンバーが代わる代わるちまの横に来てコミュニケーションを交わして行くのだが、遠慮がちに近寄る後輩たちをすっと抱き寄せていたのがちまらしいなあと感じた。

 

そしてアンコールまでやり切った後。鳴り止まない拍手。きいちゃん(北野日奈子)の卒コンだったり、アンダーライブだったりと、劇的なライブでのダブルアンコールは見てきたけど、ことこの卒業セレモニーでは無理だろうともどこかで思っていた自分がいた。けれども鳴り止まない拍手に応えてちまが出てきた時はやっぱり嬉しかったし、最後の挨拶をマイクなしの肉声で終えた姿を見て、改めて改めて今日この日を現地で生で体感出来て良かったなと感じた。

 



終わった後に思い起こす。

 

ひなちま、もとい樋口日奈さんを知ったのはいつだっただろうか。1つポイントになったのはドラマ「教場」に出るためにショートカットへ大胆なイメージチェンジを遂げた時だろうか。その姿はまいやん(白石麻衣)の卒業コンサートでも目を引くかっこよさだったし、そこで興味を持った状態で見たアンダーライブ2020。
この日、卒業セレモニーのMCでちまはこんな事を語っている。

 

「当時(「あの時僕は咄嗟に嘘をついた」発売時)にアンダーライブを見てもっと乃木坂好きになったって言ってもらえて、それを効いてアンダーでやる中で乃木坂を底上げする力になりたいなと感じながらやってました」

 

まさしくこの「アンダーライブを見てもっと乃木坂好きになった」という感覚になったのだ。

 

「My rule」からの「日常」の圧巻のパフォーマンス。かと思えばMCの企画コーナーでは告白ゼリフをガツンとワンフレーズ決めたり。かっこよさとかわいさを兼ね備える最強のアイドル軍団。そこからはもう、魅力に堕ちていくのは秒速だった気がする。


それだけに、卒業前にちまと珠ちゃんでやってた2人でのSHOWROOMでも個人的な思い出とそのアンダーライブを触れてくれたのがめちゃくちゃに嬉しかった。

 


もう1つ思い出がある。
「キメ顔グランプリ」でも取り上げられた「ごめんねFingers crossed」1サビ前の「僕はどうした?」の話をした記憶があるのでその頃だろうか。

当時の歌番組でそこの良さにハマった僕はミーグリ買って3部→4部と連続で行っていた。2回目、「また来てくれたんだ〜♪」と言ってもらった記憶。

こういうミーグリ、遡れば握手会ををやってる以上、何回か来てくれる人は覚えるのだろうなあと思ってはいたけど、その日初めて行ったくらいのこちらを覚えてたというそれにビックリしたし、めちゃくちゃいい人なんだろうなあというのを感じたのを覚えている。

 


1期生はもうあと2人。去年の5期生の加入もあり、今間違いなく乃木坂は転機を迎えているのだろうと改めて感じる。終わって思うのは変わりゆく中でも、このやさしさを残されたメンバーには忘れてほしくないと思った。
まあいちオタクのそんな心配なんぞ杞憂かとは思うのだけど、なんというかここまで隅から隅まで優しさを振りまいてくれてきたのだろうなあというのがMCでのメンバーのセリフからも伝わってきたような気がしただけに、よりそう感じたのかもしれない。

 


つくづく乃木坂を卒業するメンバー達には次の道でも幸多くあって欲しいけど、この人は個人的な思い入れもありよりそう思うし、それだけでなくまだその姿を追いたいなと思う魅力があるなと感じるばかりだった。