人には時に、節目と呼ぶべき潮目が変わる瞬間がある。個人的にそれを感じたのが4月頭だった。
サンドリオン6thライブ。地元で見たそのステージと現場の雰囲気。そしてそこで発表された1stツアー東名阪。ともすればこのコンテンツに溢れる世の中、先の予定をホイホイと決めればイベ被りの恐怖が纏う。
しかし、その時の自分は思い切りがあった。
そしてその選択は、今思えば後悔なき選択肢であったように思う。
11月週末とクリスマスイブ。迷わず4月の段階でそこはマストと予定を開けた。
そして迎えた1stツアー東名阪。
ひとつ自分の中で心に決めていたことがあった。
時は6thライブ後の5月。GWのお渡し会での話。
自分「ライブ、福生地元だったんで良かったっす!」
黒木(以下黒)「良かった~」
自分「らぶちヤバかったっす」
黒「そこ!?ダンスとか歌とか色々頑張ったと思うけどw」
自分「全部良かったんですけど、強いていうならですよw」
何気ない会話だった。別にその場の雰囲気が悪くなっだというわけでもない。ただ、どこか心の中にその言葉が残っていた。
だからこそ、この目でもっと魅力を探求したいと思ったのだ。
そうして注目しながらこの3公演、なんならANIMAX MUSIXまで足を伸ばし追い続けた。
そして思う。あの時の感情は嘘でもなんでもなく、事実であったということに。
ただ、お渡し会のときと比べてある程度の言語化は出来ていた。
全部、というのは少し雑で、でも間違ってはいないのだけど具体的に言うなら楽しく、キレ良く、ステージをかき回す姿に惚れたのだと思った。
そしてそれは黒木さんだけじゃなくここまで歩みを共にしたメンバー同士だからこその雰囲気の中だからこそのパフォーマンスなのだと思った。
関係性のオタクからするとメンバー同士が交差する振り付けだったり目線が合った時のアイコンタクトだったりというのもたまらなかった。
と前置きが長くなりましたが、行ってきましたサンドリオン1stツアー東名阪。
改めてこのユニットの楽曲性とメンバーに惚れ直しました。最高です。
ツアータイトル「Bon Voyage」にかけた「タイムトラベル」⇒「S.T.R.A.T」⇒「コン!ソン!ドン!」の3連。あとから何度も公式のプレイリストこすって聞いているが、この3連めちゃくちゃに楽しかった。
そういえば東京公演、名古屋大阪の2公演を経て、客席の雰囲気とコールの感覚を掴めたところで引いた座席がセンターステージ前2列目。しかもこの2曲目「S.T.R.A.T」で早くも目前へ。ビビるって。
「ダッサイ」⇒「Zodiac Sign」と並ぶかっこいい曲ゾーン。先の盛り上がりとの対比も感じられてとてもよかった…名古屋大阪はこの流れからの「ゆびきりの唄」だっただけに知ってるぞこの流れ…でニチャァになってたら東京公演では「Imitate Fiction」生えてきててビビった。ラスボス登場感あったなあ…
「Be Shine! x Sound Orion」、6thで初めて聞いた時からコール覚えたら絶対楽しそう~なだけに覚えてったけどやっぱり楽しい。「カラフルイロドル」といいおおっぴらにメンバーコールできるのはとても良い…
「カラフルイロドル」については6月のHMVリリイベ発でコールが増えたわけだが、そのコール誕生の地に立ち会った身としては本気出すしかねえになった気がする。
そしてなんといっても「ゆびきりの唄」。アンセムぶりがこのツアーで加速した気がする。
以前ほのけともよちゃんがインタビューでお気に入りポイントとして挙げていた2番の「孤独な風邪を引いた朝」から始まる部分がより印象的で、この2日間を見終えてサンドリオンロスになりかけてる中、この曲を思いながらなら日々頑張れるなあと思いながら聞きながら泣きそうになっていた。なんならその話ラジオにまで送った。それぐらい印象的でアンセムになった気がする。
名古屋・大阪はこの後がユニット曲ブロック。
「ゼロイチ」にひどくはまってしまった…
サンドリオンのユニット名に沿った宇宙観というかゆるやかなメロディー感。
それでいて音使いが細かくて、2人のデュオが良くて。
この曲知れたのは2023年においてデカすぎた。本当に。
東京では幕間VTRを挟み、予告からの「LINE LOOP」。ほのけの「前照灯で撃ち抜いて」で何回撃ち抜かれたか。これも本当に楽しい。
名古屋大阪はこの後が再びシャッフルブロック。名古屋は「無重力ランデブー」→「メロン・ソーダ・フロート」からの大阪は「Familir Base*1」→「Have a nice journey」。
journeyは大阪で初めて聞けたけどこれもツアーで好きになった1曲。ツアーで旅がテーマに入るこの曲を歌うというのもあってグッと来た。
終盤戦に向けて加速したいところで「Angel Ladder」、ほのけの「clap! clap!」がやっぱ良かったし、終盤に向けての再加速ってところでこの曲のハマり方が良かったなあと。
先に触れた「カラフルイロドル」を挟み「ブランコリック」、これ名古屋で聞いて以来めちゃくちゃに聞きまくってその度にパワーを貰っている気がする。個人的このツアーのアンセムはこれを挙げたい。
不思議だが、名古屋と大阪からの東京公演までの1ヶ月。厳密に言えばANIMAXもあったが東京を先の2公演と同じ感情どころかそれ以上の感情で受け止められたのはこの曲にチカラを貰ってたおかげだと思っている。
「天体図」もただバラードというわけでなく、4人の繋がりを感じる振り付けがあった上で見て初めて完成する楽曲だなと思った。
ANIMAXの2万弱でも、東名阪で見たその時もそれを同じように感じられるってのは凄いことだと思う。本当に。
名古屋大阪はアンコール1曲目、東京は終盤の点火剤「Go! Action」、やっぱ「みんなにYell」が大好き。名古屋でラスト、タオル客席に投げてた汐ちゃんが良かった。
「iluminatons」の東京公演アンコールM1、やるシチュエーションとカードの切り方が去年の桑田佳祐札幌のアンコールでの「白い恋人達」くらいドンピシャ過ぎて来るの読めたけどそうだよそれ!!になって嬉しかった。
「星のlarme」がこの後来たわけだけど、東京公演これなかなかに文脈とエモが繋がりすぎてません…?なんか。
ラストは「がむしゃらリテイク」で締めくくり。この曲頭でほのけがセンターステージ来て汐ちゃんに這い寄ってたの、幻覚じゃなかったらしい。あざす。そういうの好きです…
名古屋、大阪、そして東京。3公演を見て改めてこのメンバーの関係性と現場の雰囲気に惹かれてここまで追い続けられたのだと改めて思った。
そしてこのボリュームでチケット代安いのとサイン入り確定が普通に売ってるのビビる。
予想外のクリスマスプレゼントまで貰ってしまったし。
沼が僕を呼んでいるし、なんならもうハマっている。
さあ次は代官山…もうチケット申し込んだので覚悟出来ている。ANIMAX春も今度は1次発表で出たし、来年もドリオンズ頑張るぞい!!
というわけで、ライブ納めはこのサンドリオンでございました。数えたところ今年は49公演もライブに行ってたというわけで、今年はよく行ったなあと。ANIMAXも初めて行ったし、サンドリオンにハマりLiellaにもハマりかけ…来年はまた凄いことになりそうな予感が。
ちなみにイベ納めもサンドリオンのコミケお渡し会に捧げたというわけで、来年はドリオンズな1年になりそうな気がしてます。今年ですら濃かったけども。
書き納めはこちらにて以上というわけで来年は武道館のリスアニ!LIVE2024Day2からからスタートです。というわけで、皆様、良いお年を!
*1:ところで、「Familir Base」の音源、公式版セトリ順プレイリストだと違うの上げてる説、他のオタクが感想ブログで挙げてたしやっぱり勘違いじゃなさそうだ…w