ついに来た。
何が来たってそらタイトル通りである。
かつて私はD/Zealを求めてやまなかったのは過去記事にしたためた通りである。
だがしかし、それはミリオン、もといミリシタ発の新規ユニットの面子が固まり始めた頃に抱いた幻想であり、理想であったが今回はそれどころではない。
自分がミリオンライブにのめり込むきっかけは、まさしくこの3人からなのである。
時は遡る事2015年、アイマスがまだ10周年イヤーだった頃の話。
記念すべきこの年には、当時の西武プリンスドーム(現・メットライフドーム)にて10thこと「M@STERS of IDOL WORLD2015」が開催され、私はその2日目の現地にいた。
今思えば現場特有な名刺交換も、まだこの頃は声掛けられてそんなものがあるのか、と感じてたくらいには界隈に疎かった自分にとって初めて見た「ミリオンライブのステージ」は、そこだった。
今思い起こせば「星屑のシンフォニア」をトロッコでやったり、「ライアー・ルージュ」を合同でと結構な要素てんこ盛りだったが、あの日一番胸にグッと来たのが、先の3人(春日未来・最上静香・伊吹翼)による「Shooting Stars」である。
これがミリオンライブかと。
3人のハーモニーにただただ魅了され、ライブ後1番に音源を探し回ったのがあの曲だった。
それだけに、きっかけをくれたこの3人の組み合わせには特別な思いがあった。
時は過ぎ、2015年終盤。3人の交差模様が描かれ、「アイル」「Flooding」というミリオン屈指のキラーチューンを生み出したゲッサン版「アイドルマスターミリオンライブ!」。その物語の集大成となる楽曲で、また3人で、今度はオリジナルとし「君との明日を願うから」がやってくる。
これもとても名曲なのは言うまでも無いが、
漫画での関係性を踏まえて聞くと、よりとんでもなく刺さりのヤバい楽曲だった。
そしてこの曲はミリオンにとっての1つの節目、「てづくりのぶどーかん」が指す目標の舞台、日本武道館でのミリオン4thライブの最終盤にライブステージでのベールを脱ぐという、強烈な印象を残す初披露となった。
そんなの目の当たりにしたとなると、この3人への組み合わせへの思いはより強く深くなるものである。
ただ、ある意味この「君との明日を願うから」の素晴らしさが故に、この3人としての動きはこれが一つの締めくくりだと個人的には思っていた。
潮目が変わったなと思ったのは、半年前くらいからだろうか。新たなCDシリーズであるMTWが始まり、徐々にまたユニットを組んでいないメンバーが絞られていった。
気がつけば、その縛られた中には不思議と春日未来、最上静香、伊吹翼の3人が残っていたのである。
もしや、とは思った。だがそれは無いのではとも思った。
潮目がどんどんあの3人でのユニットなのでは?となるにつれ、逆にどんな曲が来てしまうのかと思うほどには若干の恐怖なようなものはあった。
そして、ミリシタ恒例のユニットお披露目ニコ生の4月分。出演者欄にはあの3人を演じる中の人の名前がくっきりと刻まれていた。
先にどんな曲が、と書いたが恐怖を感じる要因は他にもあった。
この3人、先述こそしていないがミリオン第2の月刊誌コミカライズ「Blooming Clover」でも信号機を示す「シグナル」というユニット名が名付けられた。
ただ、オタクというのは頑固なところがあるもので、何かその名前に違和感を覚えてしまった。
頑固、と書いたのは先の「シグナル」という呼称への拭えない違和感があったからだ。
思うところがいろいろあったのはここでは割愛するとして、一度ついたイメージを塗り替える、というのは何事においても難しいかとは思う。
もっとも、そう先入観のあるものほど崩れるきっかけは案外ふとしたもので、あっけなかったりで気がつけば、なんて事は往々にしてあるが、今回はそうではなかった。
それだけに、新たなユニットに付けられるユニット名が怖かったが、上手い落とし所に落としたと思う。
ゲッサンミリオンでの「いちごヨーグルトぽむぽむ」のいちごの要素を「ストロベリー」に落とし込んだ。
思うに、ストロベリーポップムーンというユニット名、恐らくはムーンは静香モチーフなのは安易に想像できる。
ずーっと引っかかってる…と、言っても魚の骨が喉に刺さると言うよりかは想像するのが楽しいという感じながら思うのが、「ストロベリー」と「ポップ」が未来と翼どちらにかかるのかという事である。
発表の生放送で翼役のMachicoが着てたから苺は翼説、苺は赤色でそれをキャラカラーに持つのは未来だし…となる。
まあともかく、そこまで違和感を感じない要素を拾ったいい名前なのは間違いないし、ユニットロゴのデザインが赤黄色青な事から「シグナル」要素も上手いこと拾っているし、本当に上手いこと落とし所を探しきったのだなと感じるばかりである。
正直曲はこの3人なら何が来ても、というところはあったが、ど直球の王道ソングにそれぞれのソロ曲の要素を散りばめているのがミリシタサイズでもわかるだけに、フルでどう組み立てているかは非常に楽しみである。
長く思いを連ねた気がするが、要するに個人的に思い入れのあったユニットを最高の形で揃えてくれてD/Zealに続きミリシタにはありがサンキューしないといけないというのがオチである。
と、ここまでをイベント前につらつらと書いていたが、
結局このタイミングでこれを出してるのは
こういうことです。対戦ありがとうございました。
初PRをこの最高のユニットに捧げます 。