シルキーの雑記帳

長くなりそうなライブと、推しへの思いを書く場所。

誰かの夢から自分の夢へなる感覚〜 #ミリアニネタバレ感想 第2幕・第3幕編

 

 

 

はじめに

 

集団幻覚を見てるのかというほどX(Twitter)での評価は伸び、主題歌CDは一番熱量の店から品薄になり。

 

 

おい、マジでミリオンライブさ、「始まった」のか?????

ミリシタという門戸が開いた時はそれはそれで時が経つにつれ開いたことによって村に定住する人が増えた気がして活気が出てきたような感じはしたが、その比ではないムーブメントのようなものを感じた第1幕視聴後。

そこから1ヶ月と少し。

 

 


間は空いてしまったが、2幕と3幕もアニメ放送前に先行上映を見れたので、その感想を書き残してみようと思う。

 

第2幕

印象的だったのは最終話となる第8話における馬場このみの存在感であろう。

 

上映終了後、思わず漏れたであろう周囲のオタクが発していた馬場このみが!!!という会話がその証左でもあっただろうと思う。プロデューサーに任せなさい!!と言いつつ自らのピンチには水を向けてくれたプロデューサーに励まされ、立ち直っていくと言うのは実に我が脳内で描いていたキャラクター像に近いものを感じたので、とても良かったと思う。


これに加え、最上静香・北沢志保のオタクからするとやはり、第6 話の2人の掛け合いといったあたりはやはり印象的だった。3幕においてもそうだったが、要所要所で北沢志保にけしかけられて最上静香が歩みを進めるっていうのが堪らなかった。これもまたこちらの想像するキャラクター像に近かったからこそ印象に残った場面だったと思う。


ただ、何と言うか第2幕については、1幕で想像以上のものを見せられただけに、想像通りで収まっていたところが大半を占めていたところが終わった後に満足感がそこまでなかったところにつながった感じだった。
なんというか、初めて高級レストランを食べた後に感じたおいしさと言う衝撃が第1幕、もう一度同じ高級レストランで食事を食べ終わったときの感じが、第2幕を見た後の感想といったところだろうか。

 


こういうのでいいんだよ的な感じだったけど、何か物足りなさを感じる感じ。

第3幕を見た今思う所で行くと、Team3rdと5thの曲が第2幕の所では流れていなかったというところなのかもしれない。ただ違和感の正体は突き詰める気もないし、別に、最終的に第3幕を見て大満足になったのだから、それで良かったのだと思う。

 


第2幕でほかに触れるべき所で行くと、監督、インタビューにあったユニット名を「チーム+数字」とし、わざと他のアイドルも歌いやすくしたといったところのコンセプトだろうか。この辺り、アニメ曲中心のセットリストを掲げている10thライブツアーAct3にもつながってくる要素かもしれないなと感じた。実際どうなるかは箱を開けてみないとわからないのだろうけど。

 

第3幕と総括

そして第3幕である。
第1幕、第2幕では泣かなかったけど、第3幕に関してはやはり静香が絡む部分が多くあり、心を動かされる場面が多かったと思うし、要所要所で泣いてしまった。
静香と父親、と言う避けては通れないポイントをうまくワンクールの中で収める解釈の進み具合に見えた。そこの要素を進める中で、未来と翼が絡みながら進んでいくというのも良かったし、1番最後で既存曲ではなく新曲を持ってきたと言うあたり、気合の入れ方を感じた。


そのまえに描かれていた信号機の先輩後輩のつながりの場面と言うのもよかったし、それを踏まえての新たな一歩の踏み出しのベクトルが揃っていたと言うのもいちぽむ好きとしては良かった。

 

と言うわけで、先行上映を3幕まで完走したわけだが、完走した感想はやっぱアニメ化してよかったなぁだった。
正直、アニメ化までここまで時間がかかった以上、もはやアニメ化は我々の夢ではなく、ここまでミリオンライブに携わってくれた演者の方々の夢を叶えるためのゴールだと思っていた。正直なところ。

 

ただ扉を開けてみれば、これまで10年間、ミリオンライブと言うコンテンツが歩んできた道のり要素を踏まえたものを仕上げてくれたことで、新しい一歩を踏みしめつつ、これまで歩んできた道のりもちゃんと踏まえた上でアニメ化と言うゴールにたどり着いてくれたおかげでここまでの思いにちゃんと至れたと思っている。

先行上映と言う仕組みも話を聞いたときには不要なのではとすら思っていたが、結局のところこれをもう一度少し違う味付けで、地上波テレビ放映でも見れると言うのなら先に見れたと言うのは良かったと感じた。私の負けです。

 

おわりに

なんだかんだ言って、初回放映時はX(Twitter)のタイムラインもミリオンライブ一色だったし、そもそもの放送時間が本放送は日曜朝10時と言うオタクがアニメをよく見るルートの延長線に置かれており第一話も、実際その流れで見て面白かったと言うポストをX(Twitter)でも観測したし、滑り出しは上々と言っても問題ないのではないだろうか。

 


最初からでは無いとは言え、コンテンツの歴史の半分以上を見てきたオタクとして、ぜひ広く多くの人に親しまれるアニメになってほしいし、その先ゲームやライブに新たに触れてくれる人が増えたと感じることができ、間違いなくこのアニメ化がひとつの転機となったと言えるようになる未来を楽しみにして、この記事の締めくくりとしようと思う。